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【 最先端ビジネス、企画と構想への道】 2018/1/5 号
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□ ■ 仮想通貨、ブロックチェーンの大潮流と、ビジネス哲学に学ぶ
□ ■ 仮想通貨、ブロックチェーンの大潮流
□ ■ 仮想通貨、ブロックチェーンの可能性
□ ■ ビジネス哲学に学ぶ
□ ■ 生活が変る!? スマートスピーカー
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【仮想通貨、ブロックチェーンの大潮流と、ビジネス哲学に学ぶ】
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新年明けましておめでとうございます。
2018年(平成30年)は十二支では、戌(いぬ)であり、干支(えと)では「戊戌(つ
ちのえいぬ)」とされています。戊戌の年は、60年周期でやってくるわけですが、60
年前といえば、1958年(昭和33年)。当時は、岩戸景気に入っていった頃で、皇太
子・美智子様の婚約や、当時世界一の高さ(333メートル)の東京タワーが完成した
り、テレビ受信契約数が100万台を突破したり、国立競技場がつくられたりしました。
2020年の東京オリンピックに向かう現在とは、一概に比較はできませんが、何か
大きなトレンドに入っているような気がします。
【仮想通貨、ブロックチェーンの大潮流】
私が考えるビジネス新潮流は、ビットコインなどの仮想通貨、用途が広がるブロック
チェーン技術などです。
お金を基本に経済は回っており、戦争というものもお金が関係するともいわれていま
す。かつては通貨の価値は金(ゴールド)の裏付けがありましたが、1971年のニクソ
ンショックを契機に、金ドル交換停止(金とドルとの固定比率での交換停止)となっ
てしまいました。その後、世界は通貨の発行権を持つ一部の集団の意思に大きく左右
されてきたのではないでしょうか。そのようなことを考えてきた昨今、私は仮想通貨
という言葉を聞いたとき、「そんなもの、実態経済と異なり、いつか消えるだろ
う」、などと思ってしまったわけですが、よくよく調べてみると、実は世界経済のよ
りよい発展のために必要かもしれない、と思うようになりました。
ご存知のように、日本は明治維新を契機に、西洋文明を積極的に採用するようになり
ました。明治初期の頃、日本銀行の創設に動いた先駆者は何人もいたと思われます
が、初代監査役をしていたのは、読売新聞の初代社長でもあった、子安峻(こやす
たかし)でした。この人物は洋学者で、現在の岐阜県大垣市にあたる地域の下級武士
の家に生まれたのですが、横浜で税関の仕事などをしていたようです。おそらく、ロ
スチャイルドなどの影響を受けて、西洋の銀行制度をお手本につくった日本銀行創設
を少しお手伝いしたのでしょう。いっぽう、私の誕生した場所は利根川をはさんで、
深谷があり、ここには明治時代にたくさんの会社をつくった、渋沢栄一がいました。
渋沢栄一は道徳を重んじた経営を希求していました。また、近隣の世良田というとこ
ろは、徳川家康のルーツのお寺があるのですが、私は小さいころから、そろばん、書
道教室に通ったりしたのですが、いま気づけば、古き良き時代? 江戸文化の名残に
浸っていたわけです。ベンチャー精神を有してきた私にとっては、子安峻と渋沢栄一
は、本来お手本とすべき人物像ですが、いかんせん、志高くとも、専門的なところな
どでは実力が伴なわないものですから(笑)、実は今日まで私はお二人について、深
くは考えてきませんでした。(^^;)
ちなみに日本銀行は、中央銀行として、明治15年10月10日に業務を開始。国立銀行で
はなく、政府機関や株式会社でもありません。現在、なぜか、ジャスダックに上場さ
れています。現在の日本銀行の株主は、政府が55%、民間が45%(詳細不明)で構成
されています。世界中の「中央銀行の中央銀行」と銀行家たちから言われているの
が、1930年に設立されたスイスのバーゼルにある国際決済銀行BIS(Bank for
International Settlements)です。(国内送金ならすぐに届くのに、海外からの送金
はすぐに届きません。しかも、受け取り手数料、4千円+α。高いと感じざるを得ま
せん。送金(受取)手数料が安く便利なビットコインにしてもらおうかと思案中です。。)
【仮想通貨、ブロックチェーンの可能性】
大局的流れから、また経済活動、ビジネスという視点で考えると、かつてインターネ
ットが始まった頃と同じような、大きな潮流が動き始めた感があります。そうです。
暗合通貨、仮想通貨です。ビットコインなどの仮想通貨は、ブロックチェーンという
技術と深く関係し、主体となる機関がなく、いわば草の根運動のようなものですが、
世界的なニーズ(低コストの海外送金、モバイル決済が可能など)を受けて、今後、
大きく拡大してゆくと思われます。また、先の渋沢栄一の話ではありませんが、
ICO(Initial Coin Offering)という企業上場への道も現れ、ベンチャー、スタートア
ップにとっては追い風になってくると考えられます。仮想通貨については、金本位制
→石油本位制→暗号通貨(仮想通貨)といった流れもあるようです。ただし、仮想通
貨はハイリスク・ハイリターンであることに留意すべきでしょう。
ところで、3.11の大災害に遭った日本は、再生可能エネルギー(Renewable
Energy。石油や石炭、天然ガスなどの化石エネルギーとは違い、太陽光や風力、地熱
といった地球資源の一部など自然界に常に存在するエネルギー。 環境にやさしく、枯
渇する心配が無い。)に、大きく舵を切ったと思っていましたが、いつしか、世界の
流れから、取り残されてしまったようです。日本は環境先進国どころか、アジアへの
高効率石炭火力発電所の輸出など、未来の無い、化石燃料をいまだに投資、推進して
いると、国際的に厳しい声があるのです。コカコーラ、マイクロソフト、アップル、
DHL、ウォルマート、カリフォルニア州などの企業や自治体では、脱炭素化へ大き
く動いています。巨大ハリケーンなどの被害は温暖化対策、脱炭素化の重要性を認識
させているようです。こうした動きの背景には、温暖化対策の国際会議COP23の
動きなどがあるようです。
いっぽう、日本国内で再生可能エネルギーが普及しない理由のひとつとしては、太陽
光や風力発電の電力は気象に影響されやすく不安定であり、安定供給の妨げや空き容
量が不足しているなどとして、既存の電力会社は消費地への送電網への接続を制限し
ているようです。しかしながら、ブロックチェーン技術を用いれば、エネルギーの取
引にも応用できます。例えば、ヨーロッパや米国では、電気を個人間でやりとりする
実証実験が行われています。また、これまで管理が非常に煩雑であった再生可能エネ
ルギーの環境価値の交換(太陽光発電や風力発電の付加価値を交換)をする実験も行
われています。
このように、ブロックチェーンの活用の可能性は金融の世界だけでなく、エネルギー
をはじめ、不動産、医療、音楽などさまざまな分野で研究されており、大いに注目さ
れます。
【ビジネス哲学に学ぶ】
さて、フィンテック(金融とITの融合)、仮想通貨に取り組む企業として、SBI
(SBIホールディングス)があります。企業経営には哲学がなければならないと思
いますが、同社の北尾吉孝社長は、ソフトバンクの金融事業にも携わったほか、松下
幸之助の思想に精通し、中国古典・東洋哲学に造詣が深いようです。PHP研究所のイン
タビューにも答えていますが、中国古典に「死生命あり、富貴天に在り」という言葉
がある。生きるか死ぬかは天命、成功するかしないかも、天の配剤。だから、幸之助
さんもおっしゃるように、それぞれの天分に応じたところで生きていけばいい。人そ
れぞれ天分が違うから、またいいのです。「任天」「任運」――人知が及ばないもの
に運を任せる姿勢は、幸之助さんも一貫していた。・・・と答えています。そして同
社長は、「私の天命は二つある。一つは、金融の世界にインターネットを持ち込み、
顧客中心の革新的な金融サービスを提供すること。二つ目は、事業活動によって得ら
れた自らの資産を使い、恵まれない子供たちのための施設を作り、徳育を行なうこと
だ」とし、その言葉通り、前者は本業で、後者は公益財団法人SBI子ども希望財団
や社会福祉法人慈徳院の設立というかたちで取り組んできた、とのことです。詳細に
ついては見てきていませんが、その志については素晴らしいと感じます。
これからのビジネスは、ブロックチェーンなどの最先端技術を活用した社会貢献サー
ビスと、事業開発の哲学をしっかり持ち、心の大切さを後世に伝えてゆく、人づくり
も大切になってくると感じた次第です。
貴社、皆様のより一層のご発展を祈念申し上げます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
2018年 元旦
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生活が変る!? スマートスピーカー
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NEWS 24 の報道ニュース番組 『生活が変る!?「スマートスピーカー」』
のコンテンツの一部について、協力させていただきました。
2017年10月23日
(関連レポート)
『AIスピーカー及び、ヒアラブル端末の市場動向、市場予測に関する調査』
-スマートスピーカー、スマートイヤホンの需要拡大をとらえる-
http://www.aqu.com/ai-speaker-hearable/
ISBN 978-4-904660-34-8
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◆タイトル
『AIスピーカー及び、ヒアラブル端末の市場動向、市場予測に関する調査
-スマートスピーカー、スマートイヤホンの需要拡大をとらえる-』
http://www.aqu.com/ai-speaker-hearable/
◆レポート体裁 プリント製本A4版 、PDF ファイル 280頁
◆タイトル
『AIスピーカー及び、ヒアラブル端末の需要動向に関する調査
-スマホ・NEXTの可能性、スマートスピーカー、ヒアラブルの大潮流-』
http://www.aqu.com/ai-speaker-hearable-need/
◆レポート体裁 プリント製本A4版 、PDF ファイル 140頁
◆タイトル
『脳波ビジネス、BCIビジネス、市場開発に関する調査
-脳波特許の動向と注目企業機関、需要動向を調査-』
http://www.aqu.com/brain-bci/
◆レポート体裁 プリント製本A4版 、PDF ファイル 204頁
◆タイトル
『IT、生命科学の融合領域におけるビジネス開発、研究開発、市場予測に関する調査
-AIビジネス、脳波ビジネス、ウェアラブル・サービス等の新潮流-』
http://www.aqu.com/it-bio/
◆レポート体裁 プリント製本A4版 、PDF ファイル 526頁
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→ 貴社固有のテーマで、調査レポートを提出します。→ info@aqu.com
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【 最先端ビジネス、企画と構想への道】 2018/1/5 号
発行編集人 AQU先端テクノロジー総研 Katsumasa Koyasu
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